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豊の国・後編

湯布院に到着。

磯崎新設計の駅のそばに車を止めて、いざ。

あれ、駅前は普通の田舎町です。

おかしいな、おかしいなぁ。

観光案内所で地図をもらいます。

どうやら目指す「ザ・湯布院」はもう少し先のようです。

散策も兼ねて歩きます。

 

KC240168 橋を渡ると(湯布院はちょっと景色がひらけると由布岳が見えていい心地、山にくるまれている感じがします)雰囲気のある古い建物に土産物屋や食べ物屋が入っている通りになってきました。

おー、おー、湯布院だ、湯布院だ。

そろそろ昼時で腹減りですが、「ザ・湯布院」エリアを一周して、見学させてもらう旅館「玉の湯」でランチすることに。

通りのどんづまりは金鱗湖という池になっていて、

あ、魚、あ、鳥、という感じで視察目的のわれわれもすっかり一観光客に。

DSC05208今度は一本隣の川沿いの道を戻ります。

てくてくいくと、観光バスがいくつも並ぶ民芸館。そこから橋を渡ると、趣のある門構えの「玉の湯」に着きました。

食事処のメニューを見ます。安いランチで2500円・・・。

KC240170いいえ、今日は攻めます。突っ込みます。

昨日、先生が言っていました。観光客は住民の3倍の金を落とす、と。ならばわれら観光客、2500円も仕方ありません。

しかし入口で躊躇した観光客も、店の雰囲気、接客の質、料理の盛りだくさんさにノックアウトで、支払い時にはすっかり、満腹、満足、ほわわわわ~ん、なのでした。

食事のあと、「玉の湯」の旅館部分を見学させてもらいます。

全室が離れになっていて、庭を見渡せる露天風呂があったり、ちょっとした通路の脇に野草や素朴な野花が咲いていたり、全体にこじんまりとしているけれど適度な配慮が行き届いていい気分(泊まってないのに)。食後ということもあって、ますます、ほわわわわ~ん、なのでした。

KC240174 続いて、てくてく歩いて金鱗湖の近くの「亀の井別荘」へ。「玉の湯」よりも広い敷地に古い茅葺の建物や、新築なのに林の中にしっくりおさまる韓国瓦の建物が点在しています。

案内してくれた方曰く“非日常ではなく、極上の日常を提供したい”とのこと。言っちゃってるだけあって、やっちゃってくれています。ほわわわ~ん、が一転、文芸作品の世界。

もしかして、もしかして、と思って、旅館の方にきいてみたら、やっぱりここは『街道をゆく』(豊後・日田街道)で司馬遼太郎が訪れていた宿でした。うぉー。質問をしたからなのか、その後司馬さんが泊まった離れも見せてもらい、司馬さんはこの部屋で寝て、朝、このへんの庭の隅から近くのお寺へいったみたいですよ、だそうです。うぉー、うぉー。

感激のせいか、写真を撮るのを忘れました。いいんです、いいんです、記録より記憶です。この場の空気、心に留めました。

2つの旅館をはしごして、どちらも離れ形式、食事処や土産物店があって、庭と温泉という構成なんだけど、印象はすこしちがいます。男性と女性というか、知性と感性というか、旅館全体が醸し出すもてなしの心のもち方が違うのかなと思いました。「玉の湯」が女性/感性で、「亀の井別荘」が男性/知性。どちらも水準は超えていて、泊まったらいい気持ちにさせてもらえそうだけど、僕は『街道をゆく』フリークということもあって「亀の井」派。でも、あとは好みの問題でしょう。女性はやっぱ「玉の湯」派ではないかと。

最後に、山のなかにある「無量塔(むらた)」という旅館のカフェでお茶をしました。

それそれがティーカップを片手に、あらぬところを見つめています。

あぁ、とろける休日・・・。

いかんよ、いかん、そろそろ出ないと飛行機の時間が。

月並みにも「癒され」てしまった者たちは、時間に追われて、山を降り、現実世界へ帰ってゆくのでした。

 

 

 

いやー、大分はすごいです。別府、湯布院の他にも、日田や臼杵や竹田の町もいい雰囲気らしいし、耶馬溪や鵜飼も見れるし、関サバやふぐも美味い。結局ほんの一部しか見てないけれど、名前の通りのそこは「豊の国」でありました。

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コメント

結局のところ、いつも遊んでるようにしか見えないのは気のせい?(たまに毒吐かないとね。)

湯布院ってほんとは由布院なんだっけ?
この両者の関係がイマイチ理解できなかったのだが。。
以前、朝里川温泉組合で呼んだのか
朝里のまちづくりの会でよんだのか
由布院の温泉組合だかの人を講師として
村おこし、まちづくりな話をしてもらう会があったよ。
旅館の2代目とか地元の企業の若者、青年部とかがグイグイといろんなイベント開いて人呼んで、現在のようになったみたいね?!

社長の代理で行った私は、まさにその集まりの中では若者。何?私に期待してんの?
興味なし!朝里川温泉は好きだし
もっと人が来たらいいかもしれないけど
それ以前に私は無料奉仕はお断りだね。
でもこの先、何かしら関わっていかなきゃならないのか。やはり腹黒で行くしかないと
思う今日このごろ。

あーこのボーイスカウト精神やだやだと
早く帰りたいと思いつつ、最後に酒かす料理の試食会があって、満足な私でした♪

投稿: あん | 2005/06/15 06:33

「湯布院」は湯原村(?)と由布院町が合併してできたので、町名は「湯布院」で、その中で観光地になってるのが「由布院」なんだそうな。

由布院は、高級旅館ががんばっているという感じがあるけど、朝里川温泉の参考になるんだろうか。
あと、歴史のない北海道でああいうイメージはなかなか作れないというのもある。
ただ、映画祭とか音楽祭を地元手作り運営でやるっていうのは、地元の意欲向上の意味でも参考になるかもね。

投稿: yama(管理人) | 2005/06/17 13:54

そうそう、なんか畑違いなかんじは素人ながら
とても思ったわけで。
高級旅館。そんなもの朝里川温泉にないのう。
M亭なんてのはガメついやり手がやってる観光だましの旅館みたいだし
ご贔屓だけどCラッセはリゾートな乗りだしね。
ちょっと規模が違いすぎだよね。ウンウン

とりあえず、私から朝里川温泉に望むことは
平日ナイタースキーを20時でやめるなと言いたい!って温泉協会とは関係ないけど。

投稿: あん | 2005/06/17 22:37

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